安納芋は自宅でも栽培できる？育て方を紹介！
食物繊維が豊富で、濃厚な甘さが特徴の安納芋。そんな安納芋が、プランターでも栽培できることはご存知ですか？自宅のベランダで、トマトやピーマンやハーブを育てる方は多いかと思いますが、実はサツマイモも簡単に栽培することができます。 家庭菜園で自分で育てた安納芋を料理して食べるなんてとても贅沢な楽しみ方です。そこで自宅で簡単にできる栽培方法をご紹介します。
苗を入手すれば日本全国どこでも栽培できる！
気温と湿度に注意をすれば、安納芋は全国どこででも栽培することができます。 サツマイモの栽培というとちょっと難しそうで、初心者には敷居が高い気がしますが、高温や乾燥に強く、また土を選ばないため日当たりの良いベランダのプランターや植木鉢などでも、比較的簡単に栽培することができます。 種いもから苗をつくることもできますが、手軽に育てるには、苗から育てることをおすすめします。 安納芋の苗は、春から初夏、地面の温度が18℃以上になる頃が苗の植え時です。お住まいの地域の環境により異なりますが、だいたい5月から7月頃に苗を手に入れましょう。苗は園芸店やホームセンターで買うことができますが、最近ではインターネットの通販サイトでも良質の苗が売られています。 ここで良い苗の見分け方ですが、しおれていないもの・茎が太いもの・葉の緑が濃く厚みのあるものを選ぶと良いでしょう。苗を手に入れたら、できるだけ早く土に植えた方が良いのですが、忙しくてすぐに植えられない時は、水につけ、日陰で保存します。これで数日はもちますが、枯れないうちに早めに土に植えてあげましょう。
世話は簡単！でも湿度に要注意
サツマイモは寒さに弱く、暑さに強い植物です。もともと熱帯原産の植物なので、暑い日本の夏は、安納芋の生育環境に適していると言えます。 サツマイモの苗は、挿し苗（芋から出たつるの先端を切り取った根の無い状態）を購入して植えるのが一番簡単です。 苗の用意ができたら、深めのプランターと培養土を用意します。まずプランターに土を入れ、2～3節以上が土に埋まるように苗を植えます。サツマイモは、茎の節の部分から根が出て芋になるので、節を土中に埋める必要があるのです。 苗を植えてしばらくは、毎日水やりを行います。ただし、根付いたら水のやりすぎは禁物です。サツマイモは水はけの良い乾燥した土地を好み、湿度を嫌います。病気や害虫にも強い安納芋ですが、水をやりすぎると病気にかかるリスクが大きくなります。言い換えれば、根さえ付いてしまえば、後は乾燥したら水やりをするだけ。毎日朝晩、水やりに神経質になる必要が無いのです。自宅で栽培するにはありがたい限りです。 しばらくすると、つるがどんどん伸びてきます。つるが伸びすぎてプランターからはみ出してしまったら、伸びたつるは切っても問題ありません。
サツマイモの収穫はいつ頃？
サツマイモは、葉が黄色や赤色に変色したら収穫時期です。だいたい苗を植えてから3～4か月後が収穫のめやすになります。 サツマイモは栽培する期間が長すぎても、芋が育ち過ぎて味が落ちてしまいます。そろそろ収穫時期かなと思ったら、最適な収穫時期を見極めるために、ためし堀りをしてみましょう。そしていよいよ収穫です。新鮮な掘りたての安納芋、さぞ美味しいだろうと食べてみると、あのネットリした甘味が感じられません。サツマイモにはいわゆる熟成が不可欠です。サツマイモは収穫後、1～2か月貯蔵することによって、より甘味が増して美味しくなるのです。 デンプン質が糖化することによってサツマイモはどんどん甘くなります。じっくり熟成させることによって、芋の水分が抜けていき、糖分が凝縮されて更に甘くなります。せっかく自分で育てた安納芋、しっかり熟成させておいしくいただきましょう。 一番のおすすめは、やはり焼きいもです。アルミホイルに包んで、オーブンやグリルで焼くだけで、美味しい焼きいもの完成です。また炊飯器でも簡単に焼きいもができます。水と安納芋を入れて、炊き込みごはんモードでスイッチオン。びっくりするくらい簡単に焼きいもができます。 是非一度安納芋を育ててみましょう。きっと収穫の喜びを味わえることでしょう。
