お試しあれ!意外とマッチするサツマイモを使ったカレー
サツマイモといえば、ただふかして食べたり焼きイモや大学イモといったお馴染みの食べ方だけを連想しませんか。サツマイモはもっと多様な料理の素材にできる優れものの食材です。ここでは、日本人の国民食ともいえるカレーライスをサツマイモで作ることを紹介します。
サツマイモだって、ちゃんとカレーの具になるのです
サツマイモをカレーの具にするなんて、意外な発想にも感じられますが、実はそうでもないのです。なぜなら、サツマイモもジャガイモと同じイモ類なのですから。 しかもサツマイモのビタミンCは熱に強いし、アンチエイジングに効果のあるビタミンEも含んでいる、食物繊維もたっぷり、というわけで、栄養面からも是非とも摂取したい食材です。 「でもサツマイモはカレーに加えるには甘すぎないかしら」と考えている方は、もう一度、カレーを作るときに何を入れるか考えてみて下さい。 リンゴとバナナ、最近はマンゴーようなフルーツ類、さらにはハチミツのような甘味の強い食材をカレーに加えることは、あたりまえのように行なわれていますよね。 それどころか最近は、モモやブドウなど「これ、本当に美味しいの」と思うようなフルーツを加えたレトルトカレーも、スーパーで販売されていて、びっくりすることもある時代です。 リンゴやバナナやマンゴーからもわかるように、甘味のある素材は、カレーの味をまろやかにする効果があるのです。辛すぎるカレーが苦手な人には、サツマイモのカレーは、是非とも挑戦していただきたいメニューです。
サツマイモカレーのつくり方・・・アイデアいろいろ
カレーにサツマイモを入れると、やはり甘口に仕上がってしまいます。だからこそ、子どもや高齢者のいる家庭、辛いのが苦手なメンバーが家族にいるは、トライしてみる価値があるのです。 幸いに辛さが苦手な人がご家族にいなくても、サツマイモカレーを作ってみようとする場合には、中辛口から甘口のルーでまず試してみましょう。辛口、超辛口のルーとサツマイモでは、味のコントラストが強すぎると思われるからです。 もちろん好みにもよりますが。 それでも自信が無い場合、カレーには甘いフルーツ類を隠し味として入れることもあるくらいですから、煮崩れるのを覚悟で小さ目に刻んで入れるか、思い切って潰して入れるのも良いでしょう。 あるいはドライカレーにしてみるのも面白いですよ。もちろんドライカレーにすると、サツマイモは原形をとどめなくなりますが、その甘さはしっかりとカレーに風味とこくを与えてくれます。 カレーを作る際にサツマイモカレーと特に相性の悪い素材、というのはあまり思いつきません。普通にジャガイモの代わりに、あるいはサツマイモに合いそうな素材は、好みで何でも使ってみて下さい。
自信がないなら、まずカレー粉を使ってサツマイモ料理を
それでもやっぱりサツマイモカレーに挑戦する気分にはなれそうにない、という方は、サツマイモにカレー粉を組み合わせて、カレー風味のサツマイモのおそうざいを、いろいろと試してみましょう。「サツマイモとカレー味は案外相性が良いのだな」と納得していただけることでしょう。 実はカレー粉は、さまざまな香辛料をブレンドした万能調味料なのです。いろいろなスパイスを使う洋風料理の場合、「ひと味足りないな」と思った場合、カレー粉をほんの一振り加えるだけで、味がうまくまとまってしまう、という知られざる効果もあるのです。 そのように便利なカレー粉を使って、まず試していただきたいサツマイモ料理は、サツマイモをジャガイモの代わりに使ったポテトサラダです。 ゆでたサツマイモを潰すが適当にカットして、ほかの具と一緒にカレー粉を加えたマヨネーズであえるだけです。一緒にあえる具やカレーマヨネーズソースにさらに加える調味料は、それぞれの家庭の好みで加減してくみて下さい。 そのほかの料理としては、サツマイモを使ったカレーコロッケや、もっと簡単に、小さ目に切ったサツマイモをカレー粉で炒めてみるのを面白いかもしれません。