離乳食初期から食べさせられるサツマイモ
サツマイモは離乳食初期の赤ちゃんにもあげることができる野菜です。 栄養価が高く、甘みが豊富なので赤ちゃんも喜んで食べる事が多く、積極的に取り入れましょう。 甘味の強い安納芋は、安全性も高く人気があります。
離乳食におすすめのサツマイモ
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、まだ消化器が完全に成長しているわけではありませんので、あげられる食材が限られています。 その中でも、甘みがあって加熱してもビタミンCが損なわれにくく、食物繊維を豊富に含んでいるサツマイモは、赤ちゃんも喜んで食べる事が多いですし、体に優しく積極的に食べさせたい食材の一つです。 母乳やミルクばかりを飲んできた赤ちゃんにとって、離乳食は味や舌触りが全く異なっており、珍しく積極的に食べる事が多いです。 ただし、歯がまだ生えていませんので、サツマイモは歯茎でつぶせる程度に柔らかくなるまで加熱して、しっかりすりつぶしましょう。 下ごしらえは鍋でしっかり茹でる方法が一般的ですが、電子レンジを使うとビタミンCを多く残すことができます。サツマイモはアクが強いので、切ったらすぐに水にさらすようにしましょう。 お湯でゆでるときには低温でしっかり火を通し、電子レンジを使うときには濡らしたキッチンペーパーや新聞紙でくるんだ上からラップをして、竹串がすっと通るくらいまで加熱します。 すりつぶしても硬さがある場合には、水分を加えて柔らかくしましょう。
離乳食のサツマイモレシピ
生後5~6か月程度の離乳食初期の赤ちゃんには、口当たりの良いスープがおすすめです。 下ごしらえはどれもほとんど同じですが、滑らかにすりつぶしたサツマイモにだし汁と牛乳を加えるとポタージュになります。 温めても冷やしてもおいしいので、季節に応じて調整しましょう。また、サツマイモとリンゴの果汁を混ぜると相性が良く、甘さの中にも爽やかさを感じられます。 赤ちゃんには添加物入りのジュースではなく、リンゴの果汁を使うようにしましょう。 おかゆが食べられる離乳食中期になったら、サツマイモをごはんと一緒に柔らかく煮込んであげると喜びます。 ヒジキやツナなどと一緒にだし汁で煮込むと、栄養価も高く変わった味わいが楽しめます。 さらに離乳食を勧められるようになったら、潰したサツマイモを焼いてコロッケ風にしたり、ミルクを混ぜて整形してオーブンで焼くスイートポテトにしたり、 牛乳や片栗粉を混ぜて丸めて焼くお団子など、いろいろなバリエーションを楽しめるようになります。 毎回サツマイモを処理するのが面倒な場合には、茹でた状態で小分けにしてラップに包み、冷凍しておくのもよいでしょう。レンジで解凍するとすぐ柔らかくなります。
安納芋でさらにおいしく
サツマイモを使った離乳食レシピは、アレンジ方法も多彩ですし栄養価も高く、かなりの頻度で活用できます。 もちろん、一般的に販売されているサツマイモでもおいしく作ることはできますが、安納芋を使うと糖度が高いため、さらに甘さを感じることができます。 離乳食を食べる時期には砂糖などの甘味料を使うことはできませんので、おやつのように甘いサツマイモを食べさせたいのであれば、こちらを選んでみましょう。 安納芋は、小ぶりなものは火の通りも早いので下ごしらえの時間が短縮されますし、革がはがれやすく、柔らかくて潰しやすいので離乳食にうってつけです。 トースターなどで加熱するだけで、大人も天然のスイートポテトのようにおいしく食べられますので、多めに作って親子で分けるのもよいでしょう。 種子島で産出される珍しい品種ですが、近年では全国のスーパーでも比較的見かけるようになっていますし、通信販売も行っていますので、入手はそれほど困難ではありません。 太陽をしっかり受けて成長した安納芋は、白米よりも低いカロリーで豊富な栄養素を持っており、赤ちゃんの健康に役立ちます。